NPO佐倉こどもステーション       (SKS) の ブログ

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劇団銅鑼「ハンナのかばん」


今回のワークの参加者には前もって宿題がありました。

「もしあと5分で 家をでなっくてはならなくて 二度と家に戻れないとしたら あなたは 自分のかばんに何をつめますか。」
たとえば 火事 津波が来たり・・・・


講師に劇団銅鑼俳優・演出家の大谷賢治郎さんと 同劇団俳優の館野元彦さんを迎えて
小3から大人まで41名の参加者でした。


受付におおきなリュックをかついだママ
運動するバックをもったRくん
かわいい手提げをもつSちゃん
とつぎつぎにやってきました。

最初は参加者がリラックスするゲーム。
海派と山派に分かれ、それぞれをアピールする。それによってその意見で移動する。
一列に並んである人が自分の区別でみんなを分ける。(髪をくくっている人、そうでない人)

2つに分かれたところからたとえばA国(食料あり。) B国(食料なし、貧困)
どうしたらB国はA国にお願いできるか?など質問しながら


どうして戦争がおきるの?などみんなに問いかける。


子どもも大人もいままでとちがう場面に戸惑いながら考えている。



それから3か所に分かれてみんながもってきたかばんの中身の紹介。
家族の写真をもってきたAさんは「こどもたちのちいさい時ですが家族全員でやはりもってきたものはこれでした。」
心のささえになるものをもってきた人が多かったです。
大人は地震などで具体的なものなどをえらんだようです。



そして「ハンナのかばん」が上演されるときの歌を歌いました。


♪かばんに何をつめようか かばんに何をつめようか
鉛筆とノート 絵だって描けるし 手紙も書ける
読みかけの本も忘れずに 話の続きが気になるから
かばんに何をつめようか あなたは何をつめましたか
あの日の写真を本にはさむ
あのときのみんな あのときのわたし
ころころ甘いあめだまも いつか誰かとひとつずつ いつの日か♪


参加者の子どもたちは一列に並び、上演される一シーンでもある区別!
おだやかに話していた賢治郎さんがその時びしっとした声で右 左と子どもたちを分けていく。



アンケートの中から

怖かった!と参加者の子どもたち。
ハンナの気持ち、その時に入り込んで涙が出ました。観劇する前に泣いてしまいそう。
当日が楽しみです。少しでもハンナの気持ちに近づけた気がします。(大人)
子ども達には難しいテーマだけれど、最後まで気持ちを切らさず体験したことは意味があります。
今わからなくともこれから、自分の体験をとうして、わかっていくことがあると思います。


当日の上演を楽しみましょう 〜こどものあしたプロジェクト たにちゃんより〜